一流のマラソンランナーを見ていると、どの選手も個性はあっても綺麗なランニングフォームで走っています。

自分もあのように走りたいとは思うものの、自分のフォームがどうなっているかはなかなかチェックできません。何かいい方法はないのでしょうか?


1.ランニングフォームの基本は、立ち姿から

多くのランナーは「いったいどんなフォームが良いのか?」と考えてしまうのですが、まずはその一歩手前を考えてみましょう。

走る前に、まずは正しく立つことが大切です。立つ姿勢であれば、外へ出なくても自宅でチェックすることができます。

姿見のような大きめの鏡の前に横向きに立って、自分の肩と膝の位置を比べてみましょう。膝に比べて肩が前に出ているようであれば、それは猫背の証拠です。

たいていの人は肩が前に出ていると思います。猫背だと背骨も丸まってしまい、腰に負担のかかる立ち方、走り方になってしまいます。

自分が猫背だと分かったら、背中をストレッチしたり、仰向けになって肩甲骨の周りをテニスボールなどでマッサージしたりするなどして、身体の背面をほぐしましょう。


2.ショーウィンドウを使って簡単にチェックする

その上でランニングフォームのチェックの仕方ですが、いちばん手っ取り早いのがショーウィンドウに映る自分の姿をチェックする方法です。

市民ランナーは一般道で練習することがほとんどですから、この方法であればチェックできる場所はたくさんあるでしょう。何も道具は要りませんし、特別な場所を確保する必要もありません。

一つ立ち姿をチェックする時と違うのは、走りながら動きを修正するのは難しいということ。




いろいろ考えているとよけいぎこちない走りになってしまいますし、横を見ることに気を取られると前方に意識が向かなくなって危険です。

ランニング中は、あくまで自分のフォームがどうなっているのかをチェックするだけにとどめて、練習が終わって自宅に帰ってきてから、次はどうしてみようかとイメージするようにしましょう。


3.人目に付かないチェック方法

また、「自分の姿を見ているところを通行人に見られるのが恥ずかしい」という人もいるかもしれません。そういう人のためにもっと簡単な方法を紹介します。

それはシューズの減り具合を見る方法です。例えばいつも外側がすり減る人は、着地の時に足首が内側に倒れるプロネーションが強いのかもしれません。

膝が内側に入っている可能性もあります。マラソンは長時間のスポーツですから、そのようなクセがあると特定の場所に負担がかかります。

自分のクセをイメージしておくと、普段からケアしておいたほうがいい身体の部位も分かってきます。

この他にも、デジタルカメラなどを使用して、公園で実際に自分のフォームを撮影してみるといった方法もあります。

これなら人のいない時間帯を見計らうこともできますし、その場で自分のフォームをチェックすることもできます。

いずれにしても、ランニングフォームは唯一の正解というものはありません。フォームを模索する作業は、自分の身体の操り方を探るということです。

ある意味でいつまでも続けられるテーマですから、それ自体を楽しんでランニングを続けていけると良いでしょう。