『走る』以上、マラソンをしていて、足に何も異常が起こらないことはありえません。

特にフルマラソンは42kmの距離を走るわけで、どんなに健康体でも、走り終われば少なからず足に問題が起こります。

たとえそれが軽微な筋肉痛でも、蓄積すれば深刻化することもあります。

ここでは、マラソンを走る上で少しでも足への負担を軽減するための理想的なフォームについて紹介しようと思います。


1.マラソンで足に起こる障害とは

開き直るつもりではありませんが、マラソンを走る上で足に大小様々な問題が起こるのは避けては通れません。

本番1回きりならばまだ良いかもしれませんが、フルマラソンとなると、事前の練習が必須な上、その練習も距離、つまり負荷という意味では本番に匹敵するものです。

ここまでのプロセス全てで足に全く問題を起こさずに過ごすことは極めて困難と言えるでしょう。

とはいえ、同じ足の問題でも当然軽い方が良いわけで、程度の軽いものであれば筋肉痛、重いものだと部位によって足裏なら足底筋膜炎、膝なら腸脛靭帯炎などです。

足底筋膜炎と腸脛靭帯炎はランナーの職業病のようなもので、特に前者は程度の大小はあるかもしれませんが、技術的な上達に関わらず、ほぼ全てのランナーが経験する症状だと思います。





2.足底筋膜炎の予防について

足底筋膜炎は、足の裏のアーチ部分の筋肉が、繰り返し衝撃を受けることで崩れてしまい、炎症を起こしてしまう症状です。

マラソンのフォームで言えば過度に足先を反らせるような、キックの強いフォームをしていると、足底筋を酷使することになるので起こりやすくなります。

これを予防するには、まず第一の手段として、シューズの選定です。

極端に靴底の薄いシューズや柔らかいシューズなどは地面の感覚を捕らえやすく、技術の上達したランナーには嬉しいアイテムですが、こういったシューズであまりに長く走りすぎてしまうと、足底筋には優しくありません。

続いてフォームの面からでは、やはり足先を過度に使った走り方はあまり好ましくありません。

高橋尚子さん曰く、マラソンの極意は『飛ばない、跳ねない、蹴らない』だそうですが、まさにこれが足底筋膜炎の予防においても極意であると言えます。

フルマラソンを走る上では体を前傾させ、重心を前に持っていって倒れないように足が前に出る、という動作を繰り返すことが『蹴らない』走り方です。

こうすると足の運びが外にぶれたりすることも防ぐことができ、膝の故障である腸脛靭帯炎なども予防することができます。

せっかく走るのであれば、やっぱり怪我とは無縁の生活を送りたいものですね。