マラソンの初心者はいきなりロードを走るより、まずはジムで基礎的な練習をしてからの方が良いのでは、なんて思っている人もいるでしょう。

それは正解でもあり、間違いでもあります。

ここでは、マラソン初心者がジムで行う練習についてまとめてみたいと思います


1.ジムと屋外練習の違い

昨今のスポーツジムはとても進化しており、基本的に一人でできるトレーニングはなんでもできます。

また、ジムの最大のメリットは運動環境が一定で、雨でも同じ運動が可能なところです。

これだけでもお金を払ってジムに行くメリットは十分あります。

また、マラソンにおける屋外での練習に比べ、筋トレマシンとランニングマシンがすぐ近くにあるため、筋トレをしてからすぐに走る、とか、筋トレのインターバルに有酸素運動のジョギングを入れる、といった変則的なトレーニングも可能になります。

実際、有酸素運動であるランニングと無酸素運動である筋トレは組み合わせると相乗効果が大きく、筋トレで筋肉に負荷をかけた直後にランニングを入れることで有酸素運動であるランニングの脂肪燃焼効果が上がるようです。

また、多くのスポーツジムがプールを備えており、筋トレ、ランニング、水泳といったメニューを組むもことも可能で、筋トレとランニングで体に負荷を与え、水泳でマッサージ効果を得ながら心肺機能のトレーニングを行う、といった複合的なトレーニングも可能です。




ジムを活用することで、トレーニングの幅が広がり、筋トレなどの技術的なメニュー手軽にも入れやすくなるため、初心者はもちろん、技術的な上達を目指す方にも有効と言えます。


2.ジムではできないこと

ここまでで、スポーツジムに行けば、屋外でのトレーニングは必要ないのでは?と思えるほど充実した練習ができることがわかりました。

しかしながら、いかにジムでもできない練習はあります。

まず、ジムでできない練習の代表格がLSDです。

ジムではランニングマシンの使用時間が決められており、長くても1時間程度でやめなければなりません。

LSDは特にフルマラソンに向けた練習では2時間程度は行う必要があり、ジムでの練習では時間が足りません。

また、ジムのランニングマシンでは実際に足腰にかかる負荷がどうしても小さく、同じ距離を同じペースで走っても屋外で走るよりもジムの方が体への負荷が小さくなってしまいます。

マラソンの技術の上達と故障防止の意味では有効ですが、距離に対する身体的な耐性をつけるという意味ではジムでの練習だけでは不十分かもしれません。

マラソンにおいてジムでの練習は有効ではありますが、それだけではできない部分もあるため、屋外での練習と組み合わせて変化をつけるといった活用方法が望ましいでしょう。