マラソンはその競技自体がとんでもなく辛いスポーツです。

なんせメロスが死んでしまうわけですから(笑)。

辛いスポーツなのでそれに耐えるための練習もそりゃあ辛いものです。

今回は趣向を変えて、マラソンの辛さを象徴する練習とも言える『インターバルトレーニング』についてその辛さを紹介していこうと思います。


1.インターバルトレーニングとは?

インターバルトレーングは高強度の負荷をかけた後、負荷を軽減し、再び高強度の負荷をかけるということを繰り返す練習です。

元々はもちろん陸上競技の中長距離の練習方法として開発されたものですが、今ではコンセプトを応用して色々なスポーツに活用されています。

高負荷の後、低負荷の時間があるので楽ではないか、と思われるかもしれませんが、それは100%間違いです。

例えば全力で100m走った時と50m走った時、どちらも息が上がるかと思いますが、100mの途中の50mで息が上がることはないと思います。

これは人間の体が、負荷が『終わってから』素早く回復しようとするためで、負荷の途中ではその反応は起こらないためです。

これこそがインターバルトレーニングの本質で、こうした心肺機能への負荷及び回復を何度も繰り返すことで心肺機能そのものの向上を狙ったものになります。




すなわち、10000mを一気に走るよりも、1000mを10本走る方が心肺機能的には負荷が高く、その機能を向上させることができる、ということです。

実際、マラソンのための練習というと、レースペースかそれ以上くらいのペースでの1000m〜3000m程度のを5本〜10本というのがスタンダードになるのではないでしょうか?


2. 人は確実に来る辛さを待つ時間にこそ恐怖する

インターバルトレーニングの最も辛いところは、上記の距離を走ることではなく、『低負荷』の時間にあります。

例えば1000mを10本というメニューだとすると、『低負荷』のパートはおそらく200mを90秒〜120秒くらいのジョグになるかと思いますが、これが一瞬に感じられるほど短い。

『ほとんど回復していないんじゃないか?』と思えるような状態で次のセットに入らなければなりません。

さらに、残り10秒くらいになると、『ああ、あと10秒でまた地獄が始まる』という恐怖を感じるようになってきます。

10本であればこれを9回感じるわけです。

体そのものへもそうですが、精神面においても、この練習の辛さは他の練習に比べて群を抜いているものがあります。

もちろん、練習としての効果も非常に高いため、追い込み時期には頻繁に行うことがあります。

それがまた精神的にはきついものがあるわけですが(笑)。