雨の日にランニングを行うかどうかはランナーによって分かれるところです。もちろん本来であれば、練習を途絶えさせてしまうのはなるべく避けたいものです。

ですので、練習計画だけを考えれば「走る」が正解ですが、ここではもう一歩踏み込んで考えてみます。


1.市民ランナーは仕事優先

雨が降っても、当然プロや実業団の選手たちであれば可能な限り練習を行います。ですが、私たち市民ランナーの場合、「何を差し置いてもランニングを優先する」という生活はできません。

雨の中を走れば、それだけ体力は消耗します。帰ってすぐに体を温めて、身体に優しい食事ができて夜も早く休むことができれば良いでしょう。

しかし、誰もがそういう環境にあるわけではありません。そのようなことを含めて、雨の日にも走るかどうか考えてみてもよいと思います。


2.ランニングばかりがトレーニングではない

とはいえ、休んでばかりいては、力は付きません。たとえ「走らない」と決めたとしても、タイムを目指すランナーであれば、代わりになるトレーニングを行いたいものです。

例えば体育館やジムなどに通えるのであれば、プールでスイムトレーニングを行ってみるのもよいでしょう。

最近はトップレベルのマラソン選手でも、クロストレーニングといってランニング以外のトレーニングを組み合わせることがよくあります。




ランニングで膝や足ばかりに負担がかかり故障してしまうリスクを避けるため、他のトレーニングで代替させるのです。

ゆっくり長く泳げば持久走の代わりになりますし、空いているプールがあれば、100m全力クロールを30秒から1分休憩を挟んで繰り返すなどすれば、インターバルトレーニングにもなります。

このような練習方法は箱根駅伝に出場するような大学でも、故障して走れない選手のメニューとして取り入れられています。


3.補強運動も大事な練習の一つ

また近くにそのような施設が無い人でも、自宅で補強運動を行うことはできます。

いわゆる筋力トレーニングです。普段熱心に練習しているランナーでも、筋トレはあまり行っていない場合がよくあります。

もちろん腹筋や背筋など体幹を鍛えても、それが即、走るスピードに直結するわけではありません。しかしマラソン後半のフォームが崩れてくるときに、この体幹の強さは驚くほどあなたを助けてくれます。

残るエネルギーが少なくなってきた時に、推進力を効率良く得られるフォームを維持できることはとても大切です。

体幹を鍛えるためのトレーニング方法は、今は書店やネットなどで検索すればいくらでも手に入れることができます。

雨の日で走らない時こそ、ランニングでは得られない練習効果に着目してみるのもよいでしょう。