ある程度ランニングに打ち込んでいる人なら、体に何かしら痛みを抱えている人もいるでしょう。足の裏が痛くなるのも、代表的なランニング障害の一つです。

今回はその原因や解消法を考えていきたいと思います。


1.足の裏はどうなっているの?その作りと役割

皆さんは土踏まずを知っていますね。立った時、足の裏が地面に接していない部分です。足の裏のアーチ、という言い方をする場合もあります。これは体重を支えるクッションの役割をしています。

着地して体重がかかった時にアーチが少しつぶれることで、衝撃を吸収しているのです。

イメージしづらい人は、何か下敷きのような物をCの字に丸めて、Cの字の切れ目のほうから、下敷きが元に戻らないように両端に指を引っ掛けて持ってみてください。

その状態でCの字の丸い部分を押すと、下敷きは元の一直線の状態に戻ろうとしてへこみながら、押す力を吸収してしまいます。

土踏まずのアーチは、体重に対してちょうどこの下敷きと同じような役割を果たしています。


2.痛みが出る原因は何?

ところが何らかの原因によって土踏まずが衝撃を十分吸収できなくなることがあります。

例えば急にランニングスピードを上げて練習するようになった場合や、急にマラソン練習を始めて走る量が増えた場合などです。

そうすると、一回の着地にかかる衝撃が大きくなったり何度も衝撃が繰り返されたりして、次第に疲労から炎症が生じるようになります。




炎症が生じると踵を付いたときに痛みを感じるようになり、ひどくなると地面に足を付けられないような激痛が走るようになります。このような障害を足底筋膜炎あるいは足底腱膜炎といいます。

実は一度この痛みが生じると、完全に治るまでにはかなり時間がかかります。というのも、仮に練習を中止したとしても、私たちは生活している限り必ず足を使って歩いているからです。

歩いているだけでも足に負担はかかります。通常では何ともない歩行時の衝撃も、炎症を起こしていると過度な負荷となって炎症が長引く原因になってしまうのです。


3.痛みを解消するには毎日のケアが大事

特に朝起きて最初の一歩を踏んだ時に強い痛みを感じるとうんざりしてしまい、「自分にはマラソンは無理なのか…」と落ち込んでしまうランナーはたくさんいます。

このようなしぶとい痛みを和らげていくためには、練習をしてもしていなくても、外出先から帰宅したら患部を必ずアイシングすることです。

練習をやめているからと安易に考えず、氷やアイスパックで冷やすようにしましょう。

また足の裏のマッサージ、ふくらはぎのストレッチも有効です。足の裏のマッサージはゴルフボールなどを直接踏むと簡単に行えます。

アイシングもマッサージもストレッチも、自宅で誰にでも行える対策です。ありふれた対策だからと軽く考えず、毎日少しの時間を割いてケアをしてあげてください。