年々、マラソン人口は増加しつつあり、誰でも気軽に始められるスポーツとして大変人気があります。

しかし自己流で始めてしまうと思わぬ怪我や故障を招いてしまう可能性があり、初心者のうちは正しいフォームを身につける必要があります。


1.ほかのスポーツに比べて怪我や故障が少ないと思われがち?

マラソンってただ走るだけでしょ?ほかのランナーにぶつかったり、転倒したりしなければ怪我なんかしないんじゃないの?と思う方も多いでしょう。

はい、確かにそうかもしれませんね。

例えば、アメフトや格闘技みたいに激しく人とぶつかり合うスポーツだと常に誰かが怪我をしています。

野球やサッカーは球が当たって負傷したり、突き指をしたりする可能性があります。

上記のスポーツと比べれば、マラソンで怪我をする確率は低いです。

ただし合わないシューズを履いていると、思わぬ怪我や故障を招きます。

マラソン用ではないスニーカーで練習している初心者をたまに見ますが、あれはNGです。

普通のスニーカーは浅底で作られており、アスファルトを走った時の衝撃が大きいため、膝を痛める可能性もあり、練習を続けていても上達の妨げとなってしまいますね。

最初は厚底でクッション性に優れている初心者用のマラソンシューズを用意しましょう。

あとは正しいフォームを身につけず自己流で走っている人も要注意です。

姿勢や着地の方向、腕の振り方や視線の方向など、ちゃんと意識してトレーニングしましょう。

特に、膝や腰回りに違和感や痛みのサインが出ている場合はフォームを見直したほうがよいです。


2.マラソンでよくある3つの故障

故障なんかするもんかと心に誓っていても、ほとんどのランナーが故障を経験します。




中でもマラソン初心者が一番なりやすい3つの故障と、その原因や対応策についてお伝えします。

まず一つ目はシンスプリントと呼ばれる骨膜炎の一種。

症状は走り出すとスネの内側あたりがジワジワ痛みます。

マラソン初心者のように足の筋肉が足りない人こそ、着地の際に負担がかかってしまい、痛みを発症してしまうようです。

原因は走りすぎやストレッチ不足などです。

更に悪化してしまうと疲労骨折までいってしまう可能性があり、そうなると数ヶ月トレーニングできなくなってしまう場合もありますので、くれぐれも注意しましょう。

そして二つ目は足底筋膜炎。

症状は足裏の中心からかかと方向にかけて、アーチ状になっている部分がズキズキ痛みます。

原因はシンスプリントと同様で走りすぎです。

特にアーチが反っている人や、体の重心がやや後ろに傾いている人が多く発症しやすいとの事。

あらかじめオーダーメイドでインソールを作って、足底筋膜炎を予防しているランナーも多いとか。

そして三つ目は腸脛靭帯炎。

症状は太ももから膝の外側にかけてキシキシと痛みます。

階段の下りで膝を曲げて伸ばした時などに痛みが出ます。

原因はこちらも走りすぎ。

着地の際に足がまっすぐ向いていない人、特に内股気味の人が多いと聞きます。

すり減ったままの靴を履いて、アスファルトの衝撃を膝がもろに受けてしまった場合もです。

ランナー膝とも呼ばれ、多くのランナーが経験している厄介な故障です。

膝用のサポーターを付けて痛みを緩和させたり、ストレッチポールに乗って、腰から膝にかけてゴロゴロと刺激を与える事で、少しずつ良くなっていきます。

このようにマラソン上達の妨げにならないよう、靴とフォームの大切さをいつも頭に入れておきましょう。