ランニングは健康に良いスポーツの代表のようによく言われます。体力も付くし、風邪もひきにくくなります。足も引き締まって良いことだらけのように思います。

ですが中には、逆にランニングを始めてから足のむくみに悩むようになったというランナーもいます。


1.むくみとはどういう状態?

むくみとは体に水分が溜まった状態で、専門的には浮腫と言います。ですので、足がむくむということは足に水分が溜まっているということです。

例えば夕方になると足がむくんで、朝は何ともなく履けていた靴が窮屈になる、という話をすると、イメージしやすい人も多いと思います。

このような話をすると、「体に水分が溜まっているからあまり水を飲みたくない」という人もいますが、それは意味がありません。

体の水分とは、ほぼ血液のことを指していると考えてください。

つまり足にむくみが見られるということは、足の血行不良を意味するのです。


2.ランニングをしているとなぜ足がむくむのか?

ランナーでこのような症状が起きるのは、筋肉が少ない人や筋疲労が蓄積している人が多いようです。

それは筋肉にポンプ作用があるからです。筋肉はもちろん体を動かすことが一番大きな役割ですが、伸び縮みすることで血管を刺激し、血行を促進する働きも担っています。




これによって、特に手足などの体の末端を流れている血液は、心臓に向けてまた戻ってこられるのです。

ところが筋肉が少なかったり、筋肉があっても疲労していて上手く働かなくなったりすると、このポンプ作用が機能しません。

したがって血液がスムーズに戻ってこられず、うっ血状態、つまりむくんでしまうのです。

一般的に筋肉が少ない女性ランナーに多く見られますが、男性ランナーでもインターバルのようなスピード練習やマラソンの練習としての長距離走、マラソンレース本番の連戦などを行ったりした場合に、足がむくむことが考えられます。


3.足のむくみを解消するには

足のむくみを感じたら、手軽に行える対策としてはストレッチが有効です。ストレッチは、動きが悪くなった筋肉を主に伸ばす方向で外から動かしてあげることです。

ストレッチを繰り返すと筋肉は伸びたり縮んだりします。それがちょうどポンプ作用になって、血行を改善してくれるのです。

特にお風呂上がりなどは、体が温まって血行が改善しやすい状態になっているので、ストレッチを行うタイミングとしては最適です。

また日中でも、立っている時はストレッチ、デスクワークの時は考え事の最中に足をさすってマッサージなど、場面に応じて意外にケアはできるものです細目に体をいたわって、快適なランニングを楽しんでいきましょう。