ランニングを始めたばかりの時によくある、ふくらはぎの故障。

故障まではいかなくとも、つってしまったり、張ってしまって筋肉痛になったりと、いろいろ大変です。

もちろん、走っている以上、ある程度は我慢しなくてはいけない部分もありますが、故障になる前に予防することは十分可能です。

実はふくらはぎの張りや故障はつま先の使い方に大きく影響を受けています。

ここでは、つま先の使い方によるふくらはぎ故障の予防について紹介していこうと思います


1.つま先とふくらはぎの因果関係について

つま先をあちこちに動かしてみると分かりますが、つま先の動きによって、特にふくらはぎの下の方の筋肉が動きます。

つま先を上げればふくらはぎが緊張し、下げれば弛緩します。

『走る』というのは、地面をつま先で繰り返し押す動作になるわけですから、このつま先の動きはそのままふくらはぎに連動しているわけです。

また、より細かくみると、足の親指とふくらはぎの内側の筋肉が連動しており、足の小指側は向こう脛の筋肉と連動していることがわかります。

ふくらはぎの筋肉がつった時に足の親指を伸ばそうとするのはこのためです。

つま先とふくらはぎはこれだけ連動しているわけですので、ランニングの時にどういう足の使い方をするかが筋肉の疲労や故障予防にどれだけ影響を及ぼすかがわかるかと思います。





2.つま先の使い方によるふくらはぎの故障予防

前述のように、ランニング時に疲労が溜まりやすいふくらはぎは、つま先の動きが大きな影響を与えていることがわかりました。

そもそも、ランニングによる身体のトラブルは、地面を蹴る時の筋肉の疲労と、着地時のバランスの悪さによる故障によるものがほとんどです。

人間は通常、かかとから着地し、つま先で地面を押して走っています。

つま先の動かし方でふくらはぎの使う筋肉が異なることは前述の通りですが、ふくらはぎの中でもっとも強靭なのはふくらはぎの内側の筋肉です。

すなわち、ここを積極的に使えるように上達すれば、筋肉に対する疲労もある程度抑えることができます。

そして、ここは足の母子球を使って押すことで使われる筋肉です。

つまり、母子球を積極的に使って、地面を蹴っていけば、良いということになります。

ただし、気をつけることとして、足首を積極的に使っているとふくらはぎの下の筋肉を使いすぎてしまうのと、ふくらはぎの内側は非常に『つりやすい』部位なので、母子球、特に親指の先に大きな負荷をかけすぎると、足をつってしまいやすくなります。

ある程度上達すれば、意識せずに使えるようになっていきますが、慣れないうちはかかとの外側で着地し、母子球で地面を押すという感覚を意識的に持った方が良いでしょう。