ランニングをしていますと、石ころなどにつまづいて転倒してしまうことがあるかと思います。

マラソン大会に出ますと、出場人数が多く、密集しているため、足元が見えずに石ころや前を走っている方の流れた足と、ご自身の足が絡んで転倒することもあるかと思います。

トラックレースなどでは、ペースの上げ下げ、ポケットから脱するときやポケットされている選手が走路を変更したときなどに足が絡んで転倒してしまうことがあるかと思います。

転倒と聞きますと、バルセロナオリンピックで谷口浩美選手がレース中に転倒して、レース後のインタビューで“こけちゃいました”とコメントしたことを思い出される方もいるかと思います。

谷口選手は転倒しても慌てずに落ち着いて走りを立て直し、7位入賞をされましたが、転倒が無ければ、と本人も応援者も観戦者も思ったことと思います。

リオデジャネイロオリンピック10000m決勝では、モハメド・ファラー選手は途中で転倒したものの、冷静にすぐに走りを取り戻し金メダルを獲得しました。


1.ランニング中の転倒時に気をつける点について

ランニング中の転倒時に気をつける点は、
・慌てない
・焦らない
・転倒によって傷めた箇所、痛む箇所がないか確認する
・靴ひもがほどけていないか確認する
・気持ちを切らさない
・リズムや走りを立て直す
・場合によっては練習やレースを切り上げる勇気を持つ
ことです。


1.転倒時に傷や痛めた箇所などの怪我がないか確認しましょう

ランニング中に転倒した場合、まず傷や痛めた箇所などの怪我がないか確認しましょう。

傷や痛めた箇所があり、痛みが酷くなるようでしたらランニングを切り上げて、ウォーキングもしくは歩くことに切り替え、傷や痛みが酷い場合は練習を切り上げて、怪我を酷くさせないことです。

切り傷、擦り傷などの場合は、すぐに水で患部を洗い、消毒液と絆創膏などで応急処置をしましょう。

クロスカントリー走やトレイルランニングの場合は、特に転倒しやすく、捻挫もしやすいため、無理は禁物です。

捻挫の場合、軽い捻挫であっても練習やレースを切り上げましょう。

捻挫はひどくしてしまうと、その箇所が傷みやすくなったり、バランスを崩してしまったり、関節の形成が戻らなく(治らなく)なる場合があります。





2.無理してランニングを続けない

大事なポイント練習時やレース中に転倒した場合は、傷や痛みがあっても、練習やレースを辞めることはなかなかできないかもしれませんが、無理して練習やレースを続けますと、その後のランニングや競技人生にも関わる可能性があります。

強度の高いポイント練習やレース中はアドレナリンも多く出ているので痛みに鈍感になるため、思いのほか酷い怪我をしている場合もあります。

無理せずに、冷静な判断ができることも上達の一つです。


3.転倒しても走れる状態の場合

転倒による傷や痛みなどの怪我の確認をされた後に、走れる状態の場合、精神面では、焦りのほかに、あきらめの気落ちがわいてくるかもしれませんが、走れる状態でしたら、焦らず、あきらめずに、まずご自身の走りとリズムを取り戻すことに集中しましょう。

焦る気持ちがありますと、重心を捉えて追う走りができなくなり、リズムも崩れます。

決して焦らないことです。

走りやリズムを崩したままゴールするより、転倒した後に焦らずに走りやリズムを冷静に取り戻されたほうがタイムが良くなることと思います。


4.疲れてきますと足はもつれやすくなります

疲れがあるときやランニング中に疲れてきますと、足はもつれやすくなります。

疲れた感覚があるときは特に転倒に注意が必要です。


2.まとめ

いかがでしたでしょうか。

ランニング中に転倒されると、肉体的な傷、痛みのほかに、精神面では焦りやあきらめの気持ちがわいてきてしまうものです。

決して焦らずに、まず、転倒による傷や痛みを確認されてランニングを続けられるか否かを冷静に判断して、ランニングを続けられないようであればランニングを切り上げる勇気を、ランニングを続行できるようであれば、重心を捉えて追う意識を持って、ご自身の走りとリズムを取り戻して、傷めた箇所などに気を配りながらランニングすることが重要です。

そして何よりも、転倒しないことが重要です。

ランニングされるときは、常に靴紐は編み込みのなかにからめてほどけないようにする、ほどけるような状態にならないようする、前の走者との間隔を広めにとる、クロスカントリー走やトレイルランニングでは何よりも転倒に気をつけるなど、転倒防止に気をつけることが大切であり、ランニング上達の心構えでもあります。

転倒などないランニングになると良いですね。